【中国人は餃子が好き！】でも焼き餃子は食べない？性格の問題？
私たち中国人は餃子が大好きです。でも、ズバリ言うと焼き餃子ではなく「水餃子」を食べるのです。日本人の皆さんが想像する羽根つき焼き餃子とは、まったく違う食べ方をしています。
私は中国出身のナナです。現在、日本人の夫と幸せな国際結婚生活を送っています。夫には前妻（同じく中国人女性）がいましたが、私たちはお互いの過去を受け入れ、新しい愛を育んでいます。
今回は、実際に日本で暮らす中国人女性として、私たちの餃子文化について詳しくお話しします。
「中国人も日本と同じ餃子を食べるの？」「なぜ焼き餃子を食べないの？性格の問題？」そんな疑問を持つ日本人の皆さんに向けて、嫁である私が実体験をもとに、餃子文化の違いを分かりやすく説明します。
ナナ日本人の皆さんにも分かっていただきたいのですが、私たちが水餃子を好むのは性格の問題ではないんです。文化の違いなんですね。お互いの食文化を理解し合えたら、もっと素敵な関係が築けると信じています。
私たち中国人が愛する「水餃子」の魅力
まず断言します。私たち中国人にとって餃子といえば「水餃子」が当たり前です。
日本人の皆さんが連想する焼き餃子は、実は中国では「鍋貼（グォティエ）」と呼ばれる別の料理なのです。私たちの故郷では、餃子は必ずお湯で茹でて食べます。
なぜ水餃子を好むのか？理由は簡単です。水餃子の方が食べやすく、胃に優しく、何個でも食べられるからです。
私たちが水餃子を愛する理由は以下の通りです。
- あっさりした味わい – 油を使わないので、素材の味がそのまま楽しめる
- 消化に良い – 胃もたれせずに、たくさん食べることができる
- つるつる食感 – 茹でることで皮がもちもちになり、食感が最高
この3つの魅力があるからこそ、私たちは水餃子を愛してやまないのです。
ナナ水餃子を食べたことがない日本人の皆さんも、ぜひ一度試していただきたいんです。最初は戸惑うかもしれませんが、きっと新しい美味しさに気づいていただけると思います。
水餃子と焼き餃子の「決定的な違い」
ここからは、水餃子と焼き餃子の具体的な違いについて詳しく説明します。同じ餃子でも、まったく別の料理と考えた方が良いでしょう。
調理方法の違い
まず調理方法について。焼き餃子は油を使ってフライパンで焼きますね。一方、水餃子は沸騰したお湯の中で茹でます。
茹で時間は約8分から10分程度です。餃子が浮いてきたら茹で上がりのサインなのです。
私たちの家庭では、大きな鍋でたっぷりのお湯を沸かし、一度に20個以上の餃子を茹でることもあります。
食べ方とタレの違い
次に食べ方の違いです。日本の焼き餃子は、醤油、酢、ラー油を混ぜたタレで食べますよね。
しかし、私たちが食べる水餃子は黒酢だけで食べるのが一般的です。時々、少しの醤油を加えることもありますが、基本は黒酢オンリーです。
黒酢の酸味が水餃子の味を引き立てるのです。
ナナ最初は黒酢だけで物足りないと感じる日本人の方もいらっしゃるかもしれませんね。でも慣れると、シンプルだからこそ餃子本来の味がよく分かるんです。ぜひ挑戦してみてくださいね。
水餃子の「健康的な美味しさ」
水餃子の最大の魅力は、なんといってもその健康性でしょう。
油を使わないヘルシーさ
水餃子は油を一切使わないので、とてもヘルシーな料理です。
焼き餃子のように油っぽくならず、胃もたれすることもありません。だからこそ、一度に10個でも15個でも食べることができるのです。
私の夫も最初は「物足りない」と言っていましたが、今では水餃子の方を好むようになりました。
つるつる食感の魅力
茹でることで餃子の皮がもちもちになり、つるつるとした食感が楽しめます。これは焼き餃子では味わえない独特の食感でしょう。
特に皮の厚い手作り餃子の場合、この食感の違いがよく分かります。
ナナ私たちにとって水餃子は「心配事を忘れさせてくれる食べ物」なんです。つるつると食べていると、自然と心も軽やかになります。日本人の皆さんにも、この感覚を味わっていただけるとうれしいです。
餃子作りを通じた「文化交流」
私たち中国人女性にとって、餃子作りは特別な意味を持っています。
餃子を一緒に包むことは、愛情を分かち合うことと同じなのです。
家族の絆を深める時間
中国では、お正月や特別な日に家族みんなで餃子を包みます。おばあちゃんから孫まで、みんなが輪になって餃子を包む光景は、私たちの文化の象徴でもあります。
私も夫と一緒に餃子を包むとき、故郷の家族を思い出します。そして、夫にも私たちの文化を理解してもらえる貴重な時間となっています。
一緒に餃子を作ることで得られるものは以下の通りです。
- 文化理解の深まり – お互いの食文化を知ることで、理解が深まる
- コミュニケーションの時間 – 手を動かしながら自然な会話が生まれる
- 愛情の表現 – 一緒に作ることで、お互いへの思いやりを示せる
このような素晴らしい効果があるからこそ、私は餃子作りを大切にしているのです。
ナナ中国人女性と国際結婚を考えている日本人男性の皆さんには、ぜひ一緒に餃子作りに挑戦していただきたいんです。きっと素敵な思い出になりますし、お互いの距離もぐっと縮まると思います。
私たち中国人女性が教える「美味しい水餃子の作り方」
最後に、美味しい水餃子を作るコツをお教えします。
美味しい水餃子を作るには、3つのポイントがあります。
- 皮は厚めに – 薄すぎると茹でている間に破れてしまうので、少し厚めに作る
- 具材はジューシーに – 豚肉と白菜の組み合わせが定番で、水分をしっかり残す
- 茹で時間は正確に – 沸騰してから8分、餃子が浮いてきたら完成のサイン
このコツを覚えれば、きっと美味しい水餃子が作れるでしょう。
日本のスーパーでも水餃子用の冷凍餃子が売られているので、まずはお湯で茹でて黒酢で食べることから始めてみてください。
ナナ私たちの故郷の味を日本の皆さんにも知っていただけたら、とてもうれしいです。お互いの食文化を理解し合うことで、もっと親しくなれると信じています。
中国人の餃子文化のまとめ
私たち中国人は焼き餃子ではなく「水餃子」を愛しています。これは性格の問題ではなく、文化の違いなのです。
水餃子の健康的で優しい味わいは、私たちの心を温めてくれる大切な食べ物です。そして、餃子を一緒に作ることで、愛する人との絆も深まります。
私と夫も、最初はお互いの食文化の違いに戸惑いました。しかし、一緒に餃子を包み、一緒に食べることで、理解し合えるようになったのです。
中国人女性との国際結婚を考えている日本人男性の皆さん。私たちの食文化を理解し、一緒に楽しんでくれる男性に、私たちは深い愛情を感じます。
ぜひ機会があれば、水餃子を食べてみてください。そして、私たちと一緒に餃子を包んでみてください。
ナナ食文化は私たちの心そのものです。お互いの文化を尊重し合い、一緒に楽しめる関係を築けたら、どんなに素晴らしいでしょう。皆さんとの素敵な出会いがありますように、心から願っています。