国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

「国際結婚を希望しているものの、相手が見つからない」、そんな方におすすめなのが、『国際結婚相談所』です。文字通り、国際結婚専門の”結婚相談所”です。

国際結婚したい方にとって、国際結婚相談所の使用はとてもおすすめですが、その一方でトラブルも良く耳にします。 今回は、国際結婚相談所のよくあるトラブルの対処法を知り、婚活成功率を高める方法について解説していきます。

目次

国際結婚相談所のトラブルは本当に多いのか?

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

国民生活センターには、毎年2,000件ものの「結婚相談所」に関するクレームが寄せられます。これでも、2010年以前は3,000件以上もあったといわれているため、確実に改善はされています。しかし、結婚式場等の他の結婚産業と比べて、「結婚相談所」のトラブルは多く、利用者の満足度は決して高くはありません。そしてその中には今回取り上げている「国際結婚相談所」も含まれています。

その原因について、まずは、事業の観点から見ていきましょう。

「国際結婚相談所」という事業は、特別な資格等は不要で、誰でも簡単に始めることができます。また、資金が多くかからないというのも参入しやすい理由になっています。

そうなってくると、どうしても玉石混交の状態になってしまいます。結果として、この業界は、契約や法律、結婚に対しての知識の少ないままに事業を立ち上げるケースが多く、それによるトラブルが後を絶たないのです。

では、利用者である私たちはどうすれば良いかというと「より信頼できる優良の国際結婚相談所を見つける」というのが、最も重要になります。

国際結婚相談所に寄せられるクレーム①「紹介相手の質が悪い」

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

国際結婚相談所の苦情の中で1番多いのは、希望する条件に当てはまらない人を紹介されるという点です。

初婚の女性を希望しているのに、バツイチの子持ちだったり、子どもが欲しい20~30代の女性を希望しているのに、40代の女性ばかりを紹介されたりといったことが起こります。

在日の方との成婚率が高い国際結婚相談所として売り出していたのにもかかわらず、会員のごく一部しか在日の方がいなかったなんてケースも過去にありました。

これだけなら「希望に合わないので別の方をお願いします。」で済むところですが、希望の条件の人を紹介するにあたり、追加料金を請求する業者もいるのだそうです。ここまで来ると、”悪徳業者”、”詐欺業者”といっても過言ではありません。

また、利用者が「希望の条件の人を紹介してもらえない」と嘆くと、「選り好みしていたら、そりゃ出会えるわけないですよ」なんて一蹴されることもあるのです。 「結婚相談所」というのは、”幸せ”の橋渡し役のようなものです。利用者の気持ちに寄り添い、将来の幸せを願うべきですが、そういう業者ばかりではないということも事実なのです。これが、結婚相談所が簡単に開業できてしまうことの弊害といえるのではないでしょうか。

あわせて読みたい
こんな国際結婚は危ない!中国人女性と結婚するデメリット 中国人と国際結婚をした松村 元です。 めえめえの国際結婚奮闘ブログを更新しようにもなかなかコロナが落ち着かず、「今じゃないな」と思ったので、当分の間は国際結婚...

国際結婚相談所に寄せられるクレーム②「プロフィールと実際の差が激しい」

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

相手のプロフィール、写真を見てお見合いとなった場合でも、トラブルに発展するケースはあります。その主な例が、プロフィールと事実が異なる場合です。

例えば、プロフィールには「初婚」と記載があったのに、実際は「離婚歴があった」なんてこともあります。このケースは実際に詐欺にあたるため、稀有なケースではありますが、こういうトラブルもあり得ます。

また、多いのは「プロフィール写真」と「ご本人」の差が大きすぎるケースです。若い世代のプリクラや写メの加工じゃないですが、”本人と気付かないレベル”の加工をしていることもあります。実際、待ち合わせしても相手が認識できずに会えなかった、というトラブルも過去にあったと耳にしました。

女性側も男性側も少しでも成婚率を高めたいものですから、加工アプリを使用するのは納得です。しかし、その写真の加工自体も業者が行っているケースがあるというから驚きです。

そうなってくると、先ほどの例のように待ち合わせ場所で会えなかったり、印象が大きく異なりガッカリしてしまうなどのトラブルが生じてしまうのです。

国際結婚相談所に寄せられるクレーム③「紹介人数が少ない」

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

国際結婚相談所の利用は、基本的に月額制で高額なお金を毎月支払って利用しています。それなのに、月に何人も紹介されないといったトラブルも報告されています。

紹介される人の質が低かったり、写真と全くの別人であっても、”紹介されているだけマシ”とも思えることが起こる場合もあるのです。

特に多いのは、プロフィールは送られてくるのにお見合いまで辿り着かないケースです。

例えば、初期費用数万円で、3人以上は紹介しますという相談所だったとします。実際、3人以上のプロフィールは送られてきますが、お見合いを希望しても返事がなかったり、お断りされてしまうといったトラブルがあります。

優良な「結婚相談所」ではあり得ない劣悪なサービスです。

しかし、今回は「国際結婚相談所」の例です。元々の利用者数が少なく、お見合い成立率もそれほど高くはないため、仕方のない部分もあります。

例えば、婚活会社IBJの調査によると、お見合いを希望し、お見合いが成立する確率は、30代の男性でも6.6%です。これはあくまでも日本同士の例になるので、「国際結婚相談所」ともなると、さらに低くなることは想定できます。

利用者からすると「高い婚活成功率を誇る」だなんて謳わないで欲しいと思うのは、至極当然です。

また、「国際結婚相談所」の利用者の女性の中には、”パパ活目的”の人が混じっていることもあるので注意が必要です。パパ活目的の外国人女性は、簡単にいってしまうと「お金」を必要としています。女性には資金援助を求められ、国際結婚相談所にもお見合い成立費用や交際費用を請求されるなど、いいことはありません。

国際結婚相談所に寄せられるクレーム④「成婚料に関するトラブル」

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

国際結婚相談所のトラブルの中には、お金にまつわるものも多くあります。

例えば、成婚料です。成婚料というのは、相談所を通じて出会った外国人女性と成婚した時に発生する料金のことで、その相場は50~300万円程度と業者によって大きく異なります。

ここで重要なのは、「成婚」とは何のことか、という点です。

一般的に「成婚」とは、”籍を入れた”ことを指しますが、その成婚の定義もまた、業者によって大きく異なります。とある国際結婚相談所の成婚の定義は、交際を始めて2ヶ月経過した時と定めている業者もあります。

入会時にそのような説明を受け、その説明に利用者さんが納得されているのであれば、何も問題はありません。しかし、トラブルに発展するケースでは、それらの説明がなく、後になって自社のルールを適用してくるケースがほとんどです。

また、支払い方法についても問題があります。

成婚料は成功報酬であるため、「成婚時」に「後払いするもの」というのが一般的な見方ですが、悪徳業者、詐欺業者の中には、それを「前払い」させる業者もいます。

例えば、「うちの成婚料は後払いの場合、300万円ですが、最初にお支払いいただければ、半額の150万円で良いですよ」といった形で持ちかけられます。 仮に「成婚できないので、お金を返金してもらい、退会します」といっても、返金に応じることはまずありません。こういったお金のトラブルに発展しないためにも、注意が必要です。

国際結婚相談所に寄せられるクレーム⑤「在留資格の取得ができないケースもある」

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

外国の女性と日本で一緒に住むには、”配偶者ビザ”というものが必要です。ただ、そのビザは、婚姻届を提出しただけでは発行されません。今後、夫婦として協力しあい、日本で生活しますよ、という証明が必要になるのです。

しかし、国際結婚相談所を利用して成婚した場合は、その実態が伴っていることが証明しにくく、”配偶者ビザ”を認められないことも多くあります。

在留資格の取得は、出入国在留管理局(旧入国管理局)に提出した資料で在留資格の許可基準をクリアする必要があります。しかし、この証明ができないがために、取得できず断念せざるを得ないケースも多くあるのです。

悪い国際結婚相談所は女性を紹介するだけして、その後の在留資格の取得まではサポートしてくれません。女性を紹介し、成婚している以上、「報酬」がもらえるしくみになっているからです。しかし、これだと、婚姻手続きをとっても”配偶者ビザ”のない外国人女性は来日して日本に住むことはできません。

また、悪徳業者の中にはそれを口実に、婚姻破棄を勧めてくるような詐欺行為を行う業者もあるので注意が必要です。

また、在日外国人女性の場合は、”就労ビザ”を取得していることが多いのですが、ビザの種類を変更するというのは、相応の理由が必要になるため、”配偶者ビザ”の取得の難易度が上がることもあります。特に、”就労ビザ”がもう少しで切れるという方の場合は「怪しい」と判断されることも多く、認められないことも多々あります。

出入国在留管理局(旧入国管理局)の在留資格の審査は、このようなこともあり、年々厳しくなっています。それゆえに、トラブルも絶えません。

悪徳な国際結婚相談所の特徴を知り、トラブルを回避する

国際結婚相談所のトラブルを回避し、婚活成功率を高める方法

国際結婚相談所のトラブルは、その業者の管理体制の悪さによって引き起こされています。つまり、より健全に運営している国際結婚相談所を見つけることこそが、トラブルを回避する重要なポイントになります。

では、具体的にどのような点に気をつけて国際結婚相談所を見極めれば良いのでしょうか?

1つ目のポイントは「料金」についてです。

国際結婚相談所を決める前に、その料金形態についてはしっかり確認しておきましょう。国際結婚相談所の中には、初期費用となる登録費が極端に安い相談所もあります。そういった業者は、徐々に会費やオプションなどの費用が追加されることがあります。

また、月額の費用を支払っているのに相応のサービスが受けられない相談所も早めに見限った方が無難です。結婚相談所は、成婚までのサポートはもちろんのこと、アフターフォローまで万全に行ってくれるのが一般的です。紹介するだけの相談所や在留資格の取得をしてくれないような相談所は退会すべきです。

ただ、退会にあたり、高額な違約金を請求してくる業者もいるので注意が必要です。

国際結婚相談所は、特定商取引法によって、中途解約が可能な6業種の1つに指定されています。つまり、途中で退会したとしても違約金は発生しませんし、仮に請求されても、支払う義務はありません。

2つ目のポイントは「サポート」についてです。

国際結婚相談所の見極めるポイントとして、サポートしてくれるスタッフが親切かどうかはとても重要です。担当者が変わる場合も含め、しっかりサポートが行き届いているかを確認しましょう。

良い国際結婚相談所のスタッフさんは、利用者さんの気持ちに寄り添い、結婚に向けて全力でサポートしてくれます。そうでないと感じた時は、早めに相談所の変更を検討していきましょう。

トラブルを未然に回避し、婚活を成功させるには?

国際結婚相談所の利用に関するトラブルは減少傾向ではあるものの、まだまだ少ないとはいえません。しかし、「結婚」という目的のために利用できる良いサービスでもあります。

今回解説した通り、国際結婚相談所にはさまざまなトラブルがあります。それらを事前に知っておくことで、トラブルを未然に防ぐことも可能です。また、そのためには何といっても、安心・安全に利用できる優良な国際結婚相談所を見つけることです。

おすすめなのは、在留資格の取得までしっかりサポートの行き届いた相談所を選択する方法です。自身で申請した場合の在留資格の取得率は約20%といわれていますが、仲介として、国際結婚相談所を介すると、ほとんど取得できるともいわれています。

評判の良い国際結婚相談所を選び、婚活成功率を高める

国際結婚相談所は、参入のハードルが低いため、その分、サポートの質の悪さが目立ち、悪徳業者や詐欺業者まがいの業者も多くあります。

相手を全然紹介してもらえないだとか、希望条件に合わないといったトラブルの他、金銭的なトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。

そのようなトラブルを回避するためにも、国際結婚相談所を選ぶ際は良く評判を調べ、安心・安全に利用できる業者を探しましょう。

もちろん、悪徳業者・詐欺業者はごく一部です。優良なサポートのある国際結婚相談所も多く存在しますので、そういった業者を選び、結婚に向け、着実に進んでいってください。

あわせて読みたい
こんな国際結婚は危ない!中国人女性と結婚するデメリット 中国人と国際結婚をした松村 元です。 めえめえの国際結婚奮闘ブログを更新しようにもなかなかコロナが落ち着かず、「今じゃないな」と思ったので、当分の間は国際結婚...
女性のプロフィールを保存
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

ブライダルコクサイコンへの会員登録

中国人女性との国際結婚相談所のブライダルコクサイコンの会員登録はこちら。
  • 20~30歳までの容姿端麗な中国人女性!
  • 大連、ハルビンの日本企業で勤務経験のある親日女性!
  • 日本語が話せる中国人女性も多数在籍!
新規ユーザー登録

CAPTCHA


*必須項目
入会費用は0円!月額費用も0円!気になる女性がいれば無料でビデオ通話のご案内をさせていただきます。

 

この記事を書いた人

はじめまして、ブライダルコクサイコン代表の松村 元です。
私は以前に日本に遊びに来ていた中国人女性と国際結婚を果たした経験があります。しかし、コロナ禍に意思疎通が図れなくなり、残念ながら別れることになりました。その後、別の中国人女性と婚活で出会い、半年ほど交際期間を経て、入籍し、再婚することになります。
ブライダルコクサイコンは実際に国際結婚を果たした行政書士がサポートする安心のできる国際結婚相談所を目指しています。
日本人男性で婚活をしてきたが上手くいかなかったといった悩みをお持ちの方は気軽にご相談ください。私の過去の失敗した経験に基づいてアドバイスをさせていただきます。
また、こちらは私の失敗した国際結婚生活のコラムになります。参考にしていただければ幸いです。

目次