国際結婚相談所と日本人向け結婚相談所のメリット・デメリットの比較

11月4日、娜娜が中国に帰郷している間、私は一人で自宅でじっくり考え事をしていました。

「国際結婚相談所と日本人向け結婚相談所、どう違うんだろう？」そんなことを考えながら、両者を比較対象する形で整理してみたんです。

皆様、こんにちは。中国人女性と結婚している行政書士で、ブライダルコクサイコンの代表の松村です。私は中国人女性と2回結婚歴があり、1度は離婚も経験しています。

今回は、国際結婚相談所と日本人向け結婚相談所のメリット・デメリットを、実体験を基に詳しく比較してみました。これから結婚を考えている方の参考になれば嬉しいです。

名前に関する疑問？夫婦別姓か同姓か

結婚したら名前はどうなるの？これって意外と大きな問題なんです。

日本人同士と国際結婚では、名前に関するルールが全く違います。

日本人同士の結婚の場合

法の定めにより、自動的に夫婦は同姓となります。選択的夫婦別姓制度も議論されてきましたが、政局の混迷により、当面は実施が遠のいたと私は思っています。

中国人女性との国際結婚の場合

原則は「夫婦別姓」となります。例えば、私たち夫婦では、戸籍謄本には「夫 松村 元 妻 張 雪娜」と記載されているんです。

でもね、住民票上では「通称」として日本での公式な名前を登録できるんですよ。

実は名前を決める時、ちょっとしたエピソードがあるんです。

年齢差について考えてみた

年齢差って、結婚相談所を選ぶ上で大きなポイントになるんです。

日本人向け結婚相談所の傾向

先日、ある記事を読んだんですが、日本人同士は年齢差がない相手を志向する傾向が強いんですって。

精々3歳以内のカップルが多数派なんです。やはり、世代差がない方が話が合うということが要因のようですね。

国際結婚相談所の場合

今までも綴ってきた通り、国際結婚の場合は年齢差を克服しやすいんです。

この点は、色々な事情で日本での通年では婚期を逃したとされる男性にとって、大きなメリットなんですよね。

主要な条件を表で比較してみた

ここからは、両者の違いを表形式でわかりやすく整理してみました。

住んでいる地域、学歴、体型など、様々な条件で比較していきます。実際の経験に基づいたリアルな情報なので、参考になると思いますよ。

比較項目	日本人向け結婚相談所	国際結婚相談所(中国人女性)
居住地の希望	若い世代は大都市志向が強い。生活、子育てに便利だから。熟年層(50〜60歳以降)は、生活の不便がない場合、地方でのんびり暮らすことを選択する場合もある	若い女性ほど都会志向が強い。圧倒的に首都圏、次に大阪を中心とする近畿圏希望が多い。買い物が便利、大都市へのアクセスが良い等がポイント
最終学歴	お互いが近い条件を希望する傾向が強い。大卒なら大卒、しかも自分と同じレベルの大学卒業を求める。話題が合うか、知的レベルも近い相手を志向	その他の条件(年収、安定的な生活)が見込める場合は、それほどのこだわりがない。自分が大卒、相手が義務教育修了でも、経済的に安定していれば受け容れる可能性が高い
身長・体重	身長へのこだわりは男女ともに強い。男性が女性より10cm程度高いことをお互いに希望。体重は身長-100(男性)、身長-105(女性)が理想	女性は少し貫禄がある、若干お腹が出ている程度の男性なら受け入れられる。男性側も、相手に愛情を感じれば、ぽっちゃりでも、中肉中背でも、がりがりでも受け入れる傾向が高い
趣味	趣味が合うかに拘る人が男女ともに多い	今までやったことがないからこそ、やってみたいという前向きな姿勢。趣味が合わないからダメ出しをすることは少ない

この表を見ると、国際結婚相談所の方が条件面で柔軟な傾向があることがわかりますよね。

言語状況の違い

言語の問題は、国際結婚を考える時に最も気になるポイントの一つですよね。

日本人同士の場合

日本人同士では、基本的に問題が生じません。これは大きなアドバンテージですね。

中国人女性との国際結婚の場合

日本人男性は、当然、日常のコミュニケーションに支障のないレベルの日本語を話せる女性を求めます。

中国人女性も、成婚したなら日本へ行くまでの間に日本語を勉強していくことを約束します。

子供の有無と親との同居について

再婚を考える方にとって、これは重要なポイントですよね。

日本人と中国人では、考え方に大きな違いがあるんです。

項目	日本人向け結婚相談所	国際結婚相談所(中国人女性)
子供の有無	初婚の相手は基本的に受け容れられない。結婚後は自分たちの「二人の世界」を造りたい思いが普遍的	何人子供がいるか、自分たちの結婚生活に影響を及ぼすかをきちんと伝えて、影響を及ぼす恐れがないなら受け容れられる場合が多い
親との同居	受け容れられない場合が多い	自分たちのプライバシーが確保できるなら受け容れる場合もある。ただし相手への総合的な評価が高い場合に限る

この違いは中国の家族を大切にする文化から来ているんですよね。

共通する重要な条件もある

違いばかりじゃないんです。日本人も中国人も共通して重視する条件もたくさんあります。

健康状態

これは日本人、中国人を問わず、常識的に心身ともに健康であることがマストの条件です。

性格

結婚して共同生活を始めると、色々と食い違いが起きるものです。

そのため、話し合って解決できる受容力と包容力のある相手を理想とする傾向は、日本人も中国人も同じなんです。

飲酒・喫煙

日本人、中国人ともに、相手に迷惑や不快感を感じさせない程度なら受け入れられます。

喫煙する方は、喫煙しない相手に配慮して外で吸うなど、配慮すれば受け入れられるんですよ。

現職歴と経済力

ここは日本人、中国人でそれほどの違いはないように思います。

まだ現役の世代なら、年齢と結婚した後の生活を支えられる年収があるかどうかがポイントです。

リタイアしているなら、持ち家等の資産と、預金、年金等の収入が結婚後の生活を支えるのに十分かが重要になります。

国際結婚相談所と日本人向け結婚相談所の比較まとめ

11月4日、一人で考えた両者の違い。いかがでしたか？

国際結婚相談所と日本人向け結婚相談所、それぞれに特徴があって、どちらが良いかは人それぞれなんです。

日本人向け結婚相談所は、言語の壁がなく、文化的な違いも少ないため、スムーズに結婚生活をスタートできます。ただし、年齢差や学歴差などの条件面では、やや厳しい傾向があるんですよね。

一方、国際結婚相談所では、年齢差や学歴差を気にせず婚活できる大きなメリットがあります。中国人女性は家族を大切にする文化があり、子供の有無や親との同居についても柔軟に考えてくれる傾向があるんです。

言語の習得には双方の努力が必要ですし、文化の違いを楽しめる柔軟性も求められます。また、若い中国人女性は都会志向が強いため、地方在住の方は居住地について事前によく話し合う必要がありますね。