国際結婚に興味はあるがよく分からない。
今回はそのような方に当国際結婚相談所で実際に起こった婚活のエピソードをいくつかご紹介いたします。
国際結婚を考えている方の参考になれば幸いです。
国際結婚相談所での体験談①:50歳の男性が成婚に至ったケース

50歳の男性Cさんは、複数の女性と交際経験がありますが初婚です。
気が付いたら50歳を迎え、一歩も踏み出せずにいました。
同窓会に出ると、「息子が今度大学に行く」「娘が結婚する」などの話題が終わりませんでした。
このような状況にCさんは、狭い肩身と、妬んではいけないという気持ちに苦しんでいました。
Cさんは「このまま一人でいるのかな」と考えたところ、同じ独身の男性友人から結婚の知らせが届きました。
祝いの電話をしたところ、友人は20歳近い年下の国際結婚であることが判明して驚きました。
このことをきっかけに、Cさんは諦めかけていた結婚に希望を見出し、国際結婚をターゲットにして婚活を開始しました。
何人かとビデオ通話をした中で、Cさんは中国人女性のXさんと出会いました。
CさんはXさんに一目ぼれしてしまい「日本へ来てぜひお見合いをしてほしい」と熱意をこめて訴え続け、その結果、Xさんが来日を決意しました。
日本でのデートが実現しました。
CさんとXさんは銀座でデートを楽しみ、いろんな話を交わされました。
幸いにしてXさんは日本語が堪能だったため、日常のことや今後の結婚生活のことなど、様々な話をされ、勢いで交際することを打診したところ返事は「OK」。
Xさんとの交際が始まりました。
その後も頻繁に連絡を取り、Cさんが決意をもって中国に渡航されました。
気持ちを確認し合い告白。
両親への挨拶、挙式、結婚届けなどを済まして無事に成婚へと至りました。
CさんがXさんとの結婚を決意するまでの期間はなんと3ヶ月です。
グローバル化に伴い、国際結婚が当たり前の形態へと変わっていくかもしれません。

日本人男性の生涯非婚率は、30%にも上ろうとしていますが、平均寿命も男性でも80歳を超えるようになっていますので、50代は実はまだ結婚は可能です。
私を含め、国際結婚は年配男性の理想を叶える重要な選択肢かもしれません。
国際結婚相談所での体験談②:日本人男性がバツイチだったケース

日本人男性のYさんはバツイチであり、年末に転職活動をされていました。
新しい職場に移るなど、忙しい中でも国際結婚を目指し、数人の中国人女性とビデオ通話を行いました。
ビデオ通話では、仕事のことや休日の過ごし方について話します。
中国人は仕事が好きな女性が多く、中には会社経営者もいます。
また休日は読書や映画鑑賞、友達と食事などといった日本人と同じような日常を過ごします。
今回、Yさんはビデオ通話をした数人の中国人女性から日本語が話せる中国人女性と連絡先を交換し、すぐにお見合いを希望されました。
ZさんもYさんと一度会ってみたいとの希望から、現在、二人は日本でのお見合いの日程調整中です。
国際結婚を希望する中国人女性は前向きで多い傾向がありますが、それは日本人男性も同じです。
異なる点として、日本人女性が男性に慎重に観察して決断する傾向がある一方、中国人女性は決断が早いという点です。
バツイチであっても自分に好意があることが分かったら自分から積極的にアプローチを仕掛けます。
人の良し悪しは受け手次第ですが、長期的な結果が出ない方は国際結婚と並行して婚活を進めるのもいいかもしれません。

中国人女性の決断の早さは、国際結婚相談所で相応の負担をして真剣に婚活しているので、見込んだ相手には積極的にアプローチする傾向にあります。
日本人男性としては、日本人女性とは異なる中国人女性の積極性に、ともすれば戸惑いを感じるかもしれませんが、理想の相手であれば、一度乗っかってみられてもよろしいかと思います。
国際結婚相談所での体験談③:一目ぼれした中国人女性と成婚したケース

Hさんは昨年の12月末から国際結婚を目指した婚活を始めました。
最初はビデオ通話を通じて何人かの中国人女性と会話をされました。
その中で初めに会話したJさんのことが特に気になられたとのことで、連絡先を交換され交際が始まりました。
交際は順調に進みHさんは「Jさんが夢にまで出てくるようになった。」と話されていました。
そこでついにHさんは中国を訪れることを決意されました。
空港で私と待ち合わせをし、一緒に日本を旅立ちました。
当日の夕方に大連に到着した私たちが空港で待っていると大連のスタッフとともにJさんが迎えに来てくださいました。
当初はJさんがビデオ通話では前向きだとは思われましたが、結婚に関してはまだ時間をかけたいという意向だったと言います。
しかし、交流を深める中、最終的に結婚を考えるお見合いの提案が受け入れられました。
そして大連の空港での出会いの後、HさんとJさんは一緒に食事をしました。
Jさんは話しながらとても笑顔でいらっしゃったのが私の印象です。
今回のお見合いの目的はプロポーズであり、Hさんは前日の飛行機の中で中国語で用意したプロポーズの言葉を何度も私に確認されていました。
その用意したプロポーズの言葉をJさんに読み上げ、心を込めてお気持ちを伝えました。
Jさんは「はい」と答え、これでお二人は婚約することが決まりました。
交際期間は約2ヶ月半です。
国際結婚は良くも悪くも結果が早いという特徴がありますが、中にはビデオ通話の段階で断りを入れられる女性もおられることも確かです。
渡航してから断れると無駄足になってしまうため、結論が早いのはいいことなのかもしれません。

このケースは、Hさんの「海を渡ってでもお相手に会いたい」という情熱と、実際の行動でお相手に熱意が伝わったことが、重要なポイントです。
「理想のお相手と結婚できるか?」は、相手の心を動かす情熱と、それを行動で示すことなのかもしれません。
国際結婚相談所での体験談④:在日中国人女性とお見合いをしたケース

国際結婚相談所では、ビデオ通話を通じて、お互いの印象を確認してからお見合いに進むことが一般的です。
ビデオ通話の後、連絡先を交換し、その後、実際に「会いたい。」となったら実際にお見合いが行われます。
今回は、ビデオ通話の段階で「お話だけでもしてみたい」と日本人男性側から希望があったので、中国人女性側に確認したところ「いいよ。」と返事がきました。
そこでお互い東京に在住ということもあり、東京近辺の喫茶店で簡単な会話形式のお見合いが設定されました。
お見合いは双方が在住する国内もしくは現地場所になります。
在日の方は日本国内でのお見合いが実施されますが、日本国内にも遠い場所に在住する方もいますので、その場合は双方の地域にてお見合いが実施されます。
なお、私は法律家の立場からお互い違法性のある婚姻を結ばないか証人の立場で同行させていただきます。
会話内容はビデオ通話と大差ありませんが、距離が近いため、会話がより生き生きとなります。
双方が緊張しているときは、私が関与し、気になる会話を促し、質問をしています。
そのような形式で会話を進めているうちに、双方が打ち解けて、様々な質問をするようになりました。
お互いの仕事、生活様子、趣味、休日の過ごし方など、様々なトピックを話しましたが、お互いをより深く知りたいという気持ちが感じられました。
当該のお見合いでは、将来のライフスタイルに関連するトピックも話されました。
例えば、「今後も日本で生活を続けたいか。仕事は続けたいのか。」などです。
一度、お互い興味のあることをすべて聞き終わった時点でお見合いは終了となります。
今回の場合は、日本人男性側がすぐにお見合いを希望されたため、上記のお見合いの結果、連絡先を交換するとどうか決めます。
今回のお見合いでは、日本人男性側から断りのお願いがあったため、残念ながら交際には発展しませんでした。
在日の方とのお見合いは、日本について両者ともよく知っているため、通常はお見合いだけで結論に達することが多いです。
一方、現地でのお見合いでは市内観光などを通じてさらに交流を深めます。
お見合いで中国に渡航する場合は、明確な回答を持って渡航しなければ無駄足になるため、日本人の男性には強い意志が求められることだと思います。

在日女性はすでに日本に安定して居住できる「在留資格」の裏付けを持っていますので、男性を選ぶ基準は日本人女性と同様だから、ハードルが高いです。
在日女性と並行して、日本語が上手い、日本で就労等、生活経験がある現地女性も選択肢に入れて活動されるのが成婚への途は近いです。
国際結婚相談所での体験談⑤:中国から女性を呼び寄せてお見合いをしたケース

Yさんは昨年の9月に国際結婚で結婚相手を探され始めました。
そして、10月に3人と中国人女性とビデオ通話をされましたが、仕事が多忙のため連絡を取る時間が作れずにいったん婚活を休止されました。
その後、2月に再度、活動を再開され、その際に出会った女性Zさんとお見合いをされる希望を出されました。
複数人の方とビデオ通話をされた結果、Zさんが日本語が堪能なこともあり、会話がスムーズだったことが決め手だったようです。
もちろん第一印象は重要です。
今回多くの女性とビデオ通話をされましたがどの方も美人でスタイルが良い女性ばかりでした。
そしてお見合い当日、高松に着いたZさんをYさんが迎えに来てくれました。
Zさんは大人しい性格で非常に謙虚です。
お互い気を遣いながら、お見合いを進めました。
会話が進むにつれて、距離も縮まり、雰囲気も良くなります。
その後、YさんがZさんを自宅に誘いそこでZさんにプロポーズをされたとのことです。
もちろん、Zさんは「はい」と応え、めでたく成婚に至りました。
交際期間はたった1ヶ月です。
国際結婚はお互い結婚相手を求めていることが明確なため、答が出るのも早いのが特徴です。
ただし、だからといって容姿や言葉遣いに気を遣わない方は、やはり女性からの人気は衰えます。
お互い国際結婚相手を探す、共通の目的があったとしても最低限のマナーは守るようにしましょう。

相手と「会ってみたい」かどうかを決めるには、まず外見が重視されます。
プロフィール写真は髪、髭、清潔感のある服装で準備する、テレビチャットの際も、同様に外見を調えることは次の「対面のお見合い」に進めるかどうかの最低限のポイントです。
国際結婚相談所での体験談⑥:50代で離婚歴のある日本人男性が成婚に至ったケース

50代の日本人男性Bさんが、「また幸せな家庭を築きたい」と思って、当社に相談されました。
Bさんは積極的に結婚相談所や婚活パーティーで参加し出会いを求めましたが、自分にフィットするパートナーが見つからなかったため、国際結婚を検討することにしたとのことです。
Bさんは50代で離婚歴があります。
「次また縁があれば、幸せな家庭を築きたい」という思いで国際結婚を視野に入れたということです。
5月に入会があり、6月までにビデオ通話を通じて中国人女性Gさんと出会われました。
そして連絡先を交換され1か月程、連絡を取り合った7月にお見合いを決意しました。
Bさんは真摯で優しく、中国人女性のGさんも国際結婚に前向きな考えを持っていたことから、お見合いは順調に進み、交際に踏み切ることになりました。
その後もBさんとGさんの交際は順調に進み、結婚を意識したBさんは、Gさんへのプロポーズを決意。
二度の訪中は負担が大きかったとのことですが、Bさんの気持ちにGさんも快く応え、挨拶や役所への結婚の届けも済ませ、大連のホテルで挙式を挙げられました。
現在、中国人女性のGさんの在留資格もスムーズに取得でき、仲睦まじく暮らされておられます。
将来的にはお二人で子どもを育てることを目標とされています。
国際結婚相談所では、ビデオ通話やお見合いを通じて結婚を目指すことが一般的です。
初めての結婚を目指す人にとって、国際結婚はハードルが高い印象があり、不安の中、時間がかかることもありますが、再婚を考える人は比較的、年齢が高く、迅速な決断を迫られる傾向にあります。
一方で中国人女性は男性が私のことに好意的であればアプローチする傾向にあり、初婚でも早い決断ができる傾向があります。
もちろん男性側の見た目や性格、また経済的な観点も重視されますが、日本人女性と比較しても中国人女性が積極的であることは間違いないでしょう。

人によっては結果が出るのが早いため、戸惑いを感じることもあるかもしれません。
しかし、理想の相手に好かれることは嫌な気持ちはしないはずです。
お相手の自分への熱度が高いと感じたなら、絶好の好機を積極的に応えてみてはいかがでしょうか。
国際結婚相談所での体験談⑦:離婚歴がある日本人男性に中国人女性が婚姻を迫ったケース

日本人男性のKさんと中国人女性のLさんの最初のビデオ通話は9月26日でした。
Kさんは他の4人ともビデオ通話しましたが、Lさんとのビデオ通話で特別な気持ちがありました。
その後も何回かビデオ通話を重ね、最終的に実際に会うことになりました。
日本人男性のKさんは離婚歴がありますが、中国人女性のLさんはそんなことに気にせず、Kさんとの出会いに期待されていました。
Kさんは国内で知り合いに見られる不安から、現地でのお見合いを希望し、中国の大連に向かいました。
一部の国際結婚相談所では、お客様が一人で渡航することを促すこともありますが、当社では一人での旅行の気持ちや、現地でのトラブルに迅速に対応するために必ず付き添います。
大連・周水子空港に到着したところで、Lさんと合流し、ホテルのレストランで一緒に食事をすることになりました。
翌日、大連で市内を観光しながら海沿いの公園で昼食をとります。
最初はぎこちなかった二人ですが、時間の経過と共に距離が縮まっていきます。
昼食後、ホテルに戻ったところ、なんと中国人女性のLさんが日本人男性のKさんの部屋に訪れ、今後の二人の関係について話をされています。
中国人女性の特徴として、非常に積極的である男性を求めますがこれには驚きました。
彼女たちが好意を抱く理由は人それぞれですが、まずは相手が自分に対して好意を抱いていることが確認しそれが確認できたら彼女自身が男性側にアプローチを仕掛けます。
このような気質の女性は日本人女性ではあまり見られないと言っても過言ではありません。
このホテルでの会話の後、Kさんの意志も固まり、KさんとLさんはめでたくご成婚となりました。
今回のKさんの婚活期間は、おおよそ1ヶ月です。
一般的な結婚を考えると早すぎると考える方もおられると思いますが、国際結婚として考えると決して早すぎではありません。
あとから中国人女性のLさんから聞いた話によると、他にも何人かの日本人男性とビデオ通話をしたそうですが、日本人男性のKさんと出会われてからはKさん一本と決めていたそうです。
理由としては「見た目と話してみた時の感覚、そしてKさんの自分に対する好意的な気持ちが決断に至った。」と仰っておられました。
すべての中国人女性の決断が早い訳ではありませんが、一人の女性と決められたら直ぐにでも決断をされるのが成婚への近道です。
もちろん中国人女性の中にもお付き合いの時間をゆっくり設けて考えたい女性もいるため一概には申し上げられませんが、会話をしていく中でご自身の納得のゆく答えを出していただければよろしいかと思います。

離婚歴があることは、通常はハンディキャップ、デメリットと捉えられがちですが、結婚をするかを決めるのは、あくまで当事者です。
特にお相手は、離婚歴等を気にせず、「人物本位」で見込んだからこそ、積極的にアプローチしてくるのです。
国際結婚相談所での体験談⑧:仕事が忙しくまともな恋愛をしてこなかった40代男性のケース

Sさんは、仕事の都合もあり、40歳になる前まで出会いの機会が少なかったといいます。
そんな中、国際結婚に興味を持ち、勇気を持って婚活に挑戦することを決意されました。
Sさんは、中国人女性のプロフィールから気になる女性を選び、彼女に自分のプロフィールを送りアプローチをされてみられました。
その結果、女性からビデオ通話の返事をもらえ、8月上旬に会話をすることができました。
Sさんは国際結婚での活動は初めてなので、こういった遠方の女性と会話ができるビデオ通話も初めてです。
緊張感のある中、手探りで女性にアプローチした結果、お見合いに至ることができました。
8月下旬になり、お見合いの日がやってきました。
Sさんが空港に到着すると、Lさんが迎えに出てくれました。
まずは食事から二人の時間が始まりました。
二人の時間は後も順調に進み、翌日にSさんに話を聞いたところ、結婚を前提に付き合いをすることになったとのことです。
SさんとLさんの交際はますます深まり、9月中旬にはプロポーズのため再び中国に飛び立たれました。
1ヶ月間の間、電話やビデオ通話を通じてコミュニケーションを取り、中国の大連市を観光するなかでお互いの気持ちを確認し、最後は綺麗な夜景の中でプロポーズされたようです。
その結果、翌日に婚約の誓いを立てられ、ご成婚に至りました。

Sさんのケースは、少し「慎重に、時間を掛けて」成婚に至ったケースです。
前述の通り、国際結婚は結論が早い傾向が高いですが、それは人それぞれ、慎重に、時間を掛けて決めたい、その方が良い結果に繋がる方たちもいます。
それはケースバイケースですので、交際期間に決めて良いでしょう。
まとめ

今回は国際結婚相談所で実際に起こった婚活のエピソードをいくつかご紹介しました。
最後のエピソードは、仕事に夢中になっていた40歳の男性の話です。
彼も若い頃は仕事に夢中で、今回のSさんと同じように40代後半で国際結婚を果たしました。
中国人の女性は、日本人女性と比べても年齢差にはあまり敏感ではない傾向があります。
文化の違いもありますが、将来志向が強い中国人女性は国際結婚後にまじめに考えています。
当然、容姿や経済的な理由で断られる場合もありますが、多くの中国人女性は第一印象に従って「私を愛してくれる人」を選ぶ傾向があります。
国際結婚は勇気が必要な行為かもしれませんが、人生は一生続かないものです。
誰もがいずれ年を重ねて一人になっていくからです。
新しい女性と出会う機会を多く持たれると可能性は高まっていくことでしょう。
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