国際結婚でトラブル!婚約を破棄された男性からの相談

こちらをご覧の方は、国際結婚におけるトラブルについての情報を求めている方が多いことだと思います。

実際、異文化間の結婚にはさまざまな課題が存在するため、トラブルに直面することも少なくありません。

本記事では、実際に当事務所に相談のあったお客様のトラブル事例になりますので、参考にしていただければ幸いです。

松村 元
松村 元

国際結婚では様々なトラブルが生じる場合が往々にしてあることも事実です。
以下は、マッチング、対面のお見合い→成婚の契約書に署名までのプロセスをきちんと踏みながらも、女性が一方的に約束を反故にした事案です。

目次

中国人女性からプロポーズをされ、婚約

今回ご紹介するのは、日本人男性(Nさん)と中国人女性(Cさん)が成婚した後に、中国人女性の自己都合で一方的に婚約を破棄をした事例です。

男性は、2年前から国際結婚相談所で婚活をされておられ、在日の中国人女性とマッチング。

その後、2回のビデオ通話を経て、対面でのお見合いに進むことになりました。

お見合いを行なったのは神奈川県の横浜市。

中華街で会食をしながら歓談、その後、横浜みなとみらいのデートスポットを歩いていたところで、Cさんから婚約の申し出があったとのことです。

NさんもCさんに好意を抱いていたこともあり、Cさんの婚約の申し出を快く承諾。

婚約の契約書も交わされ、めでたく夫婦になられました。

松村 元
松村 元

お見合いの当日に、とんとん拍子に婚約=成婚の約束、契約となり、Nさんも大変喜ばれていたようです。
Nさんは50代になり、ともかく早く結婚してお子さんを設けることを目標、生きがいとされていました。

婚約した中国人女性から突如、婚約を破棄

その後もNさんとCさんの仲は深まり、肉体関係は生じていないものの、入籍のことや、結婚してからのことについて、前向きな話をされていたとことです。

ところが急遽、中国人女性より「高熱が出て、体調が悪いので、婚約を破棄したい。」と連絡があったとのことです。

この時期は、日本でもコロナウィルスが蔓延していた時期であり、Cさんが感染されたものだとNさんは感じられ、何度も連絡をされたところ、Cさんから下記の内容を伝えられたとのことです。

  • お見合いの際の会食でNさんが私より先に料理の皿を取った
  • デートの際に、私に対する気遣いが見られなかった
  • よく考えると私と20歳の年齢差がある
  • したがって、Nさんと結婚することは考えられないのでもう二度と会わない。

婚約の契約書の内容を見ると、二人で協力して入籍手続きを進めること、婚約した日から1カ月以内に入籍すること、そして、婚約した以上、もし自己都合で婚約を破棄した場合には、相手方への損害賠償をすることが中心となっていました。

松村 元
松村 元

私のところでは、お見合い、成婚、婚姻後も含めて、全てについてルールを定めた契約書を当事者間で交わすことにしています。
勿論、お互いの合意を確認した上で、両者ともサインをします。
お見合いまでは「ただの男女」で、相互に権利や義務は生じません。
つまり、何らの束縛もありませんが、「婚姻の予約」である婚約の契約書まで結んだなら、相互に権利と義務の関係が発生します。
契約というと、堅苦しい法律用語のように思われるかもしれませんが、契約は「約束」であり、約束は守らなければならないことは、幼稚園児でも理解しています。
そうである限り、約束を破ったなら、相応のペナルティーに甘んじることも甘受しなければならないし、このルールによって、私たちの社会生活の安全と秩序が守られています。

トラブルの原因は中国人女性の身勝手さ?

今回の問題は、「お見合いの当日に婚約しなくても、期限を決めて交際して決める。」という選択肢があったにも関わらず、「Cさんが自ら婚約の申し出をし、一方的に婚姻の契約を破棄した。」ことにあります。

この点は、法律上も重大な意味を持つことです。

また、上記はどちらかというとモラルとマナーに関わることですが、「本当のことを言わずに、体調不良を口実にして、逃げようとした。」ことも重大です。

婚約した時点で、もう単なる交際相手ではなく、将来を約束した相手となるため、当然、男性は成婚への期待も持っています。

それらが一方的に無にされるのは非常に悪質です。

大人が結婚に関わる大事な契約を交わしたのですから、破る以上はペナルティーを受けることも覚悟していると法律はみなします。

松村 元
松村 元

契約の効力の観点から見れば、Ⅽさんの態度は不誠実かつ契約違反としてペナルティーを受けることは当然です。
ただ、お金を借りて返さない人に対しては、裁判に訴えて勝った上で、強制執行をして、例えば給与を差し押さえて返済に充てさせますが、こと結婚は法律の力でも強制できません。
婚姻は、当事者の合意によるものである以上、嫌な者に強制はできないからです。
但し、婚約した以上、結婚は強制されないものの、正当な理由なく約束を破った=契約違反をした者は、相手方の期待権を裏切ったことも含めて、損害賠償の責任を負うというペナルティーが課せられます。
大人である以上、その位のことは認識していて当然です。

トラブルの原因は男性にはなかったか?

実は日本人男性のNさんには3回の離婚経験があります。

中国人女性のCさんの言い分は、「Nさんの私に対する思いやりや配慮のない態度を見ると、過去の離婚の理由は全てNさんにある。したがって、私の婚約破棄には正当な理由がある。」ということでした。

一方的に話を聞けば、そのようにも聞こえますが、婚約の契約書にサインをした双方のやり取りを考察すると、Nさんに非はないことが分かります。

Cさんから婚約破棄の申し出があった後、私は婚約破棄による損害賠償もできる旨をご教示しましたが、Nさんは、「嫌なものを無理やり結婚させることはできないし、彼女をこれ以上追い詰めたくない。」ということで、Cさんの違約を許されました。

松村 元
松村 元

この中国人女性は、Nさんが優しかった為に、損害賠償等のペナルティーを負うことを免れましたが、まず通常の男性なら、間違いなく女性を訴えたことでしょう。
人間の心は、時間の経過にともない変化するものではありますが、一度約束した以上、守ることが当たり前です。
但し、全ての中国人女性がこのように身勝手ではありませんし、却ってNさんは、このような不誠実な女性と結婚に至らなくて良かったと思うしかありません。

国際結婚でトラブル!婚約を破棄された男性からの相談のまとめ

今回は、中国人女性の自己都合で一方的に婚約を破棄をした事例をご紹介しました。

二人は婚約の契約書を交わしているため、仮にも夫婦です。

国際結婚相談所によっては、契約書を交わしたことで紹介業を満たせるので、今回のケースであっても成婚費を請求される場合があります。

したがって、いくら相手方の自己都合による解消といっても婚約する際には注意が必要です。

特に在日女性に多いケースが、在留資格の期限が迫っていることから成婚を急ぐケースです。

日本に居たいことから配偶者ビザを取得するために国際結婚相談所に登録している女性も少なくありません。

そのような女性に当たらないためにも下記の事柄に特に注意を払って婚活を進めることにしましょう。

  • 年齢差が20歳以上離れている
  • 若くて綺麗な女性がアプローチしてくる
  • 成婚してから国際結婚相談所のサポートがない

上記の特徴を持つ国際結婚相談所には注意が必要です。

国際結婚相談所もお付き合いだけで報酬を得ている相談所も少なくなく、女性はそれを目的に婚活をしているケースも少なくありません。

また近年では国際結婚相談所でもパパ活が流行っていることもあり、交際を理由に金銭を要求してくるケースもあります。

国際結婚は私たち年配の希望ではありますが、それを逆手に偽装結婚のようなトラブルに巻き込まれるリスクもあります。

偽装結婚は、結婚という法的手続きを不正に行うことで、在留資格を不正に得たり、移民法違反になる可能性がある重大な犯罪行為です。

従って、偽装結婚に加担した場合、処罰の対象となります。

日本では、偽装結婚に関与した人に対しては、出入国管理及び難民認定法に基づく罰則が科せられます。

具体的には、在留資格を不正に得た場合には、5年以下の懲役または500万円以下の罰金、在留資格を不正に延長した場合には、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられることがあります。

また、移民法違反になる場合には、3年以下の懲役または300万円以下の罰金が科せられることがあります。

さらに、偽装結婚に関与した外国人に対しては、入国審査で不適格とされ、日本に入国を拒否される可能性があります。

また、在留資格を持っている場合には、在留資格の取り消しや、今後の在留を認めない処分を受けることがあります。

加担者に対しては、偽装結婚を行った本人と同様の重い罰則が科せられることがあるため、絶対に偽装結婚に加担することは避け、サポート体制の整っている相談所を頼るようにしましょう。

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この記事を書いた人

はじめまして、ブライダルコクサイコン代表の松村 元です。
私は以前に日本に遊びに来ていた中国人女性と国際結婚を果たした経験があります。しかし、コロナ禍に意思疎通が図れなくなり、残念ながら別れることになりました。その後、別の中国人女性と婚活で出会い、半年ほど交際期間を経て、入籍し、再婚することになります。
ブライダルコクサイコンは実際に国際結婚を果たした行政書士がサポートする安心のできる国際結婚相談所を目指しています。
日本人男性で婚活をしてきたが上手くいかなかったといった悩みをお持ちの方は気軽にご相談ください。私の過去の失敗した経験に基づいてアドバイスをさせていただきます。
また、こちらは私の失敗した国際結婚生活のコラムになります。参考にしていただければ幸いです。

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