【中国人女性の文化】小さな幸せを大切にする習慣がある


ナナと一緒に暮らし始めて約10ヶ月。
9月2日の朝、いつもと様子が違うナナに戸惑いを感じていました。
前夜からの小さなすれ違いが、思わぬ発見につながった一日の記録です。
朝の気まずい空気


前夜から何となく不機嫌だったナナ。
私が疲れながらも食事の支度をしているのに、感謝の言葉もなく、どこか当たり前のような態度に見えて、正直イライラしていました。



俺だって疲れているのに、何の感謝もない。
ついに我慢できなくなって、ナナに言葉をぶつけてしまいました。



じゃあ、今日は病院行かないのね?
売り言葉に買い言葉で、いわゆる「犬も食わない」夫婦喧嘩の始まりでした。
ナナは部屋にこもってしまい、気まずい時間が流れました。
誤解が解けた瞬間


通院の時間が迫ってきたので、気を取り直してナナに声をかけました。



昨日から頭痛がして、眠れなかった…
ナナは泣いていました。
その瞬間、私は自分の大きな誤解に気づいたのです。
中国人女性の多くは、体調不良時でも我慢強く、感情を表に出さないことが多いのです。
体調不良時の表現 | 中国人女性の傾向 | 日本人男性の認識 |
---|---|---|
痛みの表現 | 我慢して表に出さない | 元気そうに見える |
助けを求める | 遠慮がちで直接的でない | わがままに見える |
感情表現 | 控えめで内向的 | 不機嫌に見える |



ナナ、ごめん。誤解していた。そういう時は言ってくれないと、俺も安心できないから。
私たちは抱き合って和解しました。
歯科医院での発見


まず向かったのは、予約していた歯科医院でした。
ナナのリンパ腺の腫れの原因は、歯石による歯茎の炎症だったのです。



中国では定期的な歯科検診の習慣があまりないの。
薬用歯磨きを処方してもらい、歯茎の腫れを抑えてからクリーニングすることになりました。
次の脳神経外科まで時間があったので、ナナの好きなマクドナルドで食事をしました。



原因がわかって少し安心した。ありがとう。
脳神経外科でのMRI検査


頭痛とめまいの原因を調べるため、脳神経外科でMRI検査を受けました。
私も医師にナナの症状を説明し、ナナ自身も頭痛の様子をよく伝えていました。



実は私も群発頭痛持ちなんです。同じような経験があります。
結果として、ナナの脳には異常は見られませんでした。
私の群発頭痛と同様、特に問題はなく、上手に付き合っていくしかないということでした。
夜の和解夕飯


夜は、ナナに食べたいものを聞きました。



カレーは辛いから、今日は食べたくない。
そこで牛筋を柔らかく煮込んで、ハヤシライスを作りました。
ナナもかなり食欲を取り戻してくれました。
国際結婚でのコミュニケーションの大切さ


毎日顔を突き合わせていると、夫婦でも気持ちのすれ違いは生じるものです。
ナナとはコミュニケーションが取れていると思っていましたが、やはり言葉で伝えきれないことがあります。
- 体調不良は言葉で明確に伝える
- 相手の文化的背景を理解する
- 感情的な判断より冷静な観察を心がける



中国人女性は我慢強いって言われるけど、それが誤解を生むこともあるのね。
相手の気持ちに寄り添うことは、特に言葉の壁がある国際結婚では本当に大切だと実感しました。
私は自分自身の性格も反省しつつ、ナナとの暮らしを続けていきたいとしみじみ感じた一日でした。
体調管理と夫婦のコミュニケーション、どちらも日々の積み重ねが大切なのですね。