中国の結婚相談所に在籍している女性はどこの地区が多い?都市部との格差問題は関係あるのかナナに聞いてみた

11月24日、三連休最後の日に夫と話していて、中国の結婚相談所がどこの地域に多いのか気になったんです。日中関係がニュースで取り上げられる中、私たち夫婦のように国際結婚で幸せになっているカップルもいます。
私は中国出身のナナです。夫は行政書士で、国際結婚の仲介もしている松村です。台湾問題で日中関係が少し緊張している中、私たちは中国東北部出身の私と日本人男性である夫という組み合わせで、今も仲良く暮らしています。
そんな私たちが、自宅でリラックスしながら「中国の結婚相談所ってどこの地域に多いの?」「都市部との格差問題は関係あるの?」という話題で盛り上がりました。
今回は、中国の結婚相談所事情と地域による違い、そして都市部との格差問題について、私の知っていることをお話しします。これから国際結婚を考えている方の参考になればと思います。



中国の地域による違いって、意外と知られていないんですよね。今日は私の故郷である東北部のことも含めて、詳しくお話しします!
中国の結婚相談所が多い地域はどこ?


日本人男性との結婚を仲介する結婚相談所は、大連や哈爾浜(ハルビン)などの東北部に集中しています。
私の知る限りでは、上海にも同様の結婚相談所はあります。でも、北京や香港では、そういった結婚相談所の話はあまり聞かないんですよね。
これには明確な理由があります。地域によって日本に対する感情や、日本での生活に対する憧れが大きく違うんです。
東北部に結婚相談所が多い理由
中国東北部、特に遼寧省や黒竜江省に結婚相談所が多い理由を整理してみました。
- 親日的な地域性 – 東北部は比較的親日感情が強い地域です
- 歴史的背景 – 旧満州国時代のインフラ整備への評価が高い
- 日本語教育の普及 – 年配の方には日本語を話せる人が多い
- 口コミの力 – 日本で働いた人から良い評判が広まった



私の祖父母も日本語を少し話せるんです。旧満州国時代に学校で習ったそうで、今でも「日本は良い統治をしてくれた」って言ってました。もちろん、複雑な歴史はありますけどね。
中国人が日本での生活を目指す背景


東北部の中国人女性が日本での生活を目指す背景には、観光や就労経験が大きく影響しています。
東北部の人たちは、日本に行ってみたいという志向が強く、観光旅行や日本で働く人も多いんです。そして、実際に日本を訪れた人たちから「日本はとても良い場所だった」という感想が口コミで広まりました。
中国は人口が多い分、口コミの伝播力がとても強いんですよね。一人が良いと言えば、その情報は瞬く間に広がります(笑)。
日本に安定的に在留する3つの方法
中国人女性が安定的に日本に在留する方法は、大きく分けて3つあります。
- 留学ルート – 日本で学歴を得て、日本企業に就職する
- 就労ルート – 技能実習や特定技能の資格で日本で働く
- 結婚ルート – 日本人男性と結婚して、日本に根付いた生活をする
このような背景から、中国東北部には日本人男性との国際結婚相談所が多く存在するんです。



私の結婚相談所でも、東北部出身の女性が圧倒的に多いですね。彼女たちは日本での生活に前向きで、真剣に将来を考えている人が多いんです。
北京や香港に結婚相談所が少ない理由


一方で、北京を本拠地とする国際結婚相談所の話を聞かないのには、中国独特の居住制度が関係しています。
中国では、基本的に自分の生まれた省の外の地域に居住することはとても難しいんです。
北京の厳しい居住条件
北京に居住するには、特に厳しい条件があります。学歴や年収などで審査されて、許可が得られないと北京での居住は許されないのです。
つまり、北京に居住できる女性は、すでに高学歴で高収入なハイスペック女性ということになります。そういった女性たちは、中国人同士でハイスペックな男性と結婚できるので、国際結婚を考える必要がないんですよね。



北京に住める人って、本当にエリート中のエリートなんです。私の友達も北京で働きたかったけど、条件が厳しすぎて諦めたって言ってました。
上海の結婚相談所事情
ちなみに、上海には国際結婚相談所はあります。でも、上海も女性のスペックが高いので、日本人男性に求める条件も厳しいようです。
上海の女性は、経済的にも自立している人が多く、結婚相手に求める条件も北京ほどではないにしても、かなり高いんです。
地域別の結婚相談所事情を比較


中国の主要都市における結婚相談所の状況を、わかりやすく表にまとめてみました。
| 地域 | 結婚相談所の数 | 女性のスペック | 日本への関心 |
|---|---|---|---|
| 東北部(大連・哈爾浜) | 多い | 中程度 | 非常に高い |
| 上海 | 少ない | 高い | 高いが条件厳しい |
| 北京 | ほぼない | 非常に高い | 低い |
| 香港 | ほぼない | 非常に高い | 低い |
この表を見ると、東北部が圧倒的に国際結婚に積極的だということがわかりますよね。



結婚相談所を運営していて感じるのは、東北部出身の女性は日本での生活に順応しやすいということです。文化的な親和性が高いんでしょうね。
都市部との格差問題は関係あるのか?


都市部との格差問題は、確実に国際結婚の背景に影響しています。
中国では、都市部と地方の経済格差が非常に大きいんです。北京や上海のような大都市は、世界でもトップクラスの経済力を持っています。
一方、東北部は重工業が中心で、近年は経済成長が鈍化しています。若い女性たちにとって、地元での将来に不安を感じる人も少なくないんです。
経済的な理由だけではない
ただし、国際結婚を選ぶ理由は経済的なものだけではありません。日本の文化や生活スタイルに憧れる女性も多いんです。
日本のきれいな街並み、礼儀正しい人々、安全な社会。こういった魅力に惹かれて、日本での生活を夢見る女性が多いんですよね。



私も日本に来る前は、経済的な理由だけじゃなくて、日本の文化や社会に憧れていました。実際に住んでみて、想像以上に素敵な国だと感じています。
台湾問題と日中関係について


11月24日の会話では、台湾問題についても夫と話しました。
ニュースでは日中関係の緊張が報じられていますが、私たち夫婦の意見は一致しています。お互いに、本当の戦争にはならないだろう、ということです。
国際結婚カップルから見た日中関係
日本と中国で国際結婚したカップルは、お互いの国に敬意と理解を持っています。それは私たち夫婦も同じです。
日本と中国は、貿易などの経済面でも、人的交流の面でも、非常に深い関係にあります。実際に武力衝突や戦争になれば、お互いに失うものが大きすぎるんですよね。
国交断絶もあり得ないでしょう。だから、いずれは良い方向に向かうはずだと、私たちは信じています。



政治的な問題はあっても、民間レベルでは日本と中国はとても良い関係を築けると思っています。実際、ナナと結婚して、中国に対する理解が深まりましたから。
中国の結婚相談所事情と都市部格差についてナナに聞いてみた


中国の結婚相談所は、東北部に集中していて、その背景には歴史的・文化的・経済的な理由があるんです。
東北部は親日的な地域性があり、日本との歴史的なつながりも深い。そして、都市部との経済格差も、日本での生活を目指す一つの要因になっています。
一方、北京や上海のような大都市では、女性のスペックが高いため、国際結婚の需要は限定的です。中国の居住制度も、この傾向を強めています。
でも、国際結婚を選ぶ理由は経済的なものだけではありません。日本の文化や生活スタイルに憧れる女性も多いんです。私自身も、日本での生活を通して、本当に豊かな人生を送れていると感じています。



国際結婚を考えている方には、相手の出身地域による文化の違いを理解することが大切だと伝えたいです。東北部出身の女性は、比較的日本での生活に馴染みやすい傾向がありますが、個人差も大きいですからね。
台湾問題で日中関係が注目される中、私たちのような国際結婚カップルは、お互いの国を理解し、尊重し合っています。政治的な問題はあっても、人と人との絆は変わりません。
これから国際結婚を考えている皆さんも、相手の国や地域の背景を理解しながら、素敵な関係を築いていってほしいと思います。きっと、想像以上に豊かな人生が待っているはずです。



中国の地域による違いを知ることで、国際結婚への理解が深まったら嬉しいです。私たち夫婦の体験が、皆さんの参考になりますように。応援しています!














